能 狂言「鬼滅の刃」@ 横浜能楽堂

能 狂言鬼滅の刃
横浜能楽堂

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見て来ました!

能は初めてだったので、言葉が聞き取れるかなぁと心配だったのですが、思ったより聞き取れたので良かったです。
やさしい言葉を使ってくれていたのかもしれませんが、内容が分かっている作品だというのも大きかったように思います。

能は「劇」というよりも「神事」に近い感じがしました。
能に挟まれる狂言は、思わず笑ってしまうような演出で、身近に感じることができました。
オリジナルの演出で、まさか鴉と雀の酒盛りシーンが来るとは思いませんでした(笑)
面白いシーンなのに、舞台上の太鼓や笛の方たちが真顔でじっとしているのがじわじわきてしまいました……(笑)

ストーリーはダイジェスト版という感じで、原作のシーンをいくつかピックアップしている形でした。


鬼滅と能。
とてもしっくり来るのは、鬼という題材を扱っているからでしょう。
「般若」が女性の怨念や嫉妬、怒り、悲しみを表現した面だと知ったときから、鬼滅との共通点があると感じていました。
「己の欲や感情に溺れて鬼(のような姿)になる」ということは、昔から描かれてきた人間の一面なのだと思いました。

「人も鬼、鬼も人」というキャッチコピーがとても好きです。

見に行けて良かったです!

 

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