歌川国芳 没後160年記念展(後期)@川崎浮世絵ギャラリー

型破りの絵師 歌川国芳

没後160年記念展(後期)

@川崎浮世絵ギャラリー

 

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先月行った国芳展の後期を見に行ってきました。

 

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「相馬の古内裏」や「白面笑壁のむだ書」など、有名な作品をいくつも見ることができました。

 

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■相馬の古内裏(歌川国芳

東京富士美術館

https://www.fujibi.or.jp/our-collection/profile-of-works.html?work_id=9164


■川崎浮世絵ギャラリーTwitter

https://twitter.com/kawasaki_ukiyoe/status/1456129164105244673?s=21

 

 

何より、「縞揃女弁慶」を見られたのがとても嬉しかったです。

このシリーズは2016年に渋谷で見た以来で(多分)、もう一度見たいとずっと思っていました。

弁慶縞の着物がとても可愛くて、自分でも着たいなぁと思うほどです。


■縞揃女弁慶(歌川国芳

味の素食の文化センター

https://www.syokubunka.or.jp/gallery/nishikie/detail/post138.html


■川崎浮世絵ギャラリーTwitter

https://twitter.com/kawasaki_ukiyoe/status/1456818810502017024?s=21

 

 

国芳さんの美人画は、歌川国貞たちが描いたような花魁などの妖艶で濃厚な美人というイメージではなく、町の娘やおかみさんなど、健康的でこざっぱりした美人という感じがします。

どちらも魅力的ですが、国芳さんの描く女性たちはより身近な感じがして好きです。

素のままの女性たちがとても可愛らしい。

 

 

お気に入りは、蛍を捕まえてはしゃいでいる三人の女性の絵です。

この絵も以前見たことがあるのですが、何度見てもやっぱり好きだなぁと感じました。


■四季遊観 納涼のほたる(歌川国芳

東京都立図書館デジタルアーカイブ(TOKYOアーカイブ

https://ja.ukiyo-e.org/image/mfa/sc162674

 

 

また、国芳さん自身がモデルとなって描かれている作品も見ることができました。

今回絶対に見たいと思っていた作品のひとつです。


■ 流行逢都絵希代稀物(歌川国芳

東京都立図書館デジタルアーカイブ(TOKYOアーカイブ

https://ja.ukiyo-e.org/image/mia/80936


■ 名誉右に無敵左り甚五郎(歌川国芳

弟子たちから見た歌川国芳はどんな顔?という話|太田記念美術館

https://otakinen-museum.note.jp/n/n6ce58e35bc30

 

絶対に顔を見せないぞ、という強い意志を感じるところが好きです。

 


前期・後期ともに、国芳さんの絵をじっくり堪能できて幸せでした。