6月19日(日)は桜桃忌。
今年は日曜日に重なるため、土日はかなり混むだろうなぁと思い、本日お墓参りに行って来ました。
三鷹に行くのは二年ぶりです。
■禅林寺
桜桃忌前ということもあり、お花を用意して行きました。
三鷹駅を出てすぐのお花屋さんで、見繕ってもらいました。
桜桃忌では仏花に拘らず、皆さん好きなお花をお供えしています。
私はこれまで、『人間失格』『斜陽』『葉桜と魔笛』など、作品をイメージした色でお願いしていたのですが、今回は初心にかえり「桜桃(さくらんぼ)」のイメージにしました。
私がお参りしたときには、すでにさくらんぼが文字に埋められており(桜桃忌では太宰治の墓石の文字にさくらんぼがはめられている)、お花もたくさんお供えされていました。
天気が良く、人も全然いなかったので、ゆっくりとお参りすることができました。
■太宰治文学サロン
以前は展示中心のサロンだったのですが、今日行ったらブックカフェのようになっていました。
カフェスペースがあり、壁に沿って太宰治関連書籍が並んでいました。
協働企画展示 三鷹×新宿×田端
新しくなってからコロナ禍で行けていなかったので、ようやく見に行くことができて嬉しいです。
芥川龍之介と、大好きな芥川龍之介のポーズを真似する太宰治、という二人の写真がとても印象的なメインビジュアル。
この太宰治を見ると、憧れの人の真似をしたくなる思春期の気持ちを目の前に突きつけられたような、気恥ずかしい気持ちにもなります(笑)
この企画展示は三鷹市美術ギャラリー内の「太宰治展示室 三鷹の此の小さい家」で展示されています。
こちらは太宰治が住んでいた三鷹市下連雀の家を再現しており、玄関(外側)と畳の部屋は撮影可能です。
小規模な展示でしたが、原稿や書籍の他、二人の書や太宰治が描いた絵画、太宰治の4メートルの手紙など、見応えのある展示でした。
実は跨線橋には行ったことがなく、撤去される前に!と思い行ってきました。
撤去の時期は未定らしいですが、ゆかりの場所がまた一つ無くなってしまうのは寂しいですね……。
久しぶりに三鷹を訪れることができて良かったです。
・2019年 桜桃忌の記事はこちら
https://mitaka-natsu.hatenablog.com/entry/2019/06/19/181420