青のある暮らし ー着物・器・雑貨
@太田記念美術館(原宿)
◆浮世絵の「青」について=======
従来使っていた青色は退色しやすく、時が経つと灰色になってしまうものでしたが、後に退色しない藍が使われるようになりました。
しかし、藍は水に溶けないため、グラデーションが付けづらいという難点がありました。
その後日本に伝わったベルリンブルー(ベロ藍・プルシアンブルー)は、退色せず、水にも溶けるため、グラデーションも美しく表現することができたのです。
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ベルリンブルーによって、濃淡が滑らかに表現されるようになった浮世絵の青色。
日本の青色を堪能できる、素晴らしい展示でした。
その他、感じたこと。
◇藍一色で描かれた「藍摺り」、大変美しかったです。
とっても私好み……✨
◇数年前、国貞と国芳の展示を見に行った時に解説があって、それ以降この二人の描く女性を見比べてしまうのですが……
国貞は、色っぽく、美人な女性
国芳は、活発で、勝気な女性
という感じがするなぁと、今回の展示を見ていて改めて思いました。
私は国芳さん推しなので、どうしても国芳さんの浮世絵に注目しがちなのですが、活発そうないきいきとした女性が描かれているのを見ると、愛しさが溢れてきます……🙏
やっぱり好きだなぁ~~