東京国立博物館創立150年記念
特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」
国宝展に行ってきました!
日時指定の予約制ではありましたが、かなり人が多かったので、絶対に見たいところを中心に見てきました。
今回絶対見たかったのは、刀の展示でした。
一番のお目当ては、厚藤四郎です。
4年前、同じく東京国立博物館へ厚藤四郎を見に行ったことがあるのですが、その日は運悪く展示ケースのライトの不具合があり、きちんとした状態で見ることができませんでした。
(真っ暗なケースの中に展示されているのを、目を凝らして見た思い出……)
かなり悔しい思いをし、次ことは……!と思っていたところでコロナ禍に突入し、2020年・2021年と展示はされていたものの、今回まで見に行く機会がありませんでした。
ライトアップされた厚藤四郎はとても美しく、その魅力に心がぎゅっと掴まれた感じがしました。
下から見ると厚みがよく分かり、大変興奮しました。
他にも、今回は大包平が見られたのがとても嬉しかったです。
「日本刀の横綱」と言われている通り、ずっしりとした重みを感じる姿でした。
また、河鍋暁斎や三代歌川広重の錦絵、ジョサイア・コンドルの水彩画の他、東洲斎写楽・歌川豊国・葛飾北斎・歌川広重の浮世絵など、興味のある人たちの作品も見ることができ、大変良かったです。
他に印象に残っているのは、「舟橋蒔絵硯箱」、「摩耶夫人および天人像」、「遮光器土偶」です。
本阿弥光悦作の「舟橋蒔絵硯箱」は、蓋がふっくらと盛り上がった形をしており、インパクトがありました。
小舟と橋の上には、水が流れるように文字が浮かんでいて、美しかったです。
「摩耶夫人および天人像」は、摩耶夫人の右腋からお釈迦様が誕生したという場面を表しており、摩耶夫人の袖口から「ヨッ!」という感じで顔を出しているお釈迦様が大変面白かったです。
衣をなびかせている天人たちも、じわじわくる可愛らしさでした。
教科書にも載っていた記憶のある「遮光器土偶」は、実際に見ると、ぽってりとしたフォルムが大変可愛らしかったです。
絶妙なデフォルメ感が、マスコット的可愛さに繋がっていました。
国宝展を見たあと、本館の刀も見てきました。
全てをじっくり見ることはできませんでしたが、大変充実した時間を過ごすことができました。