夏色美人
〜清方がみた夏げしき〜
ずっと行ってみたいと思っていた美術館。
小町通りから少し外れに入っただけなのに、すっと静かになって、美術館のひっそりとした空気を感じられました。
旧居跡を美術館にしているからか、誰かのお宅にお邪魔するような雰囲気があり、それがとても良かったです。
小ぢんまりとした場所ではありますが、そのぶん一点一点をじっくり楽しめました。
茹だるような暑さからいっとき切り離され、涼やかな夏を感じられるような作品でした。
静けさを感じる作品が多く、穏やかな気持ちで鑑賞できました。
中でもお気に入りだったのは以下の作品です。
■紅雨荘(下絵)
下絵でしたが、とても美しかったです。
■朝涼
フライヤーの表面にも使われている作品。
想像よりも大きく、美しさが直接心に入ってくるみたいでした。
着物の模様がきらきら光っていたのが印象的。
■都鳥『文芸倶楽部』第18巻第6号
■盆提灯(清方畫譜の七)『講談雑誌』第2巻第7号
(購入したハガキ・一番左)
以下、撮影可能箇所での写真です。
定期的に行きたい美術館の一つとなりました。