作家 身のまわり その2
スペシャルイベント
愛は言葉だ!
久々に行ってきました。
バレンタイン&ホワイトデーのスペシャルイベント『愛は言葉だ!』が開催中だったため、入館時におみくじを引かせてもらえました。
『愛は言葉だ!』の展示では、作品内や手紙から「愛」にちなんだ箇所が抜粋されていました。
中でも、芥川龍之介と太宰治が同じケース内に並んでいたことが個人的に嬉しかったです。
太宰治は『新ハムレット』の中の一文が抜粋されていましたが、芥川龍之介は文ちゃん(のちの奥様)への手紙が抜粋されていて微笑ましくなりました。
文ちゃんへの手紙の内容がとても可愛らしくて好きです。
中原中也は『湖上』が抜粋されていました。
作家の身のまわりの展示では、作家が愛用していたコップや帽子、椅子などの品のほか、日記や書なども展示してありました。
神西清の『日記』昭和11年(1936)2月5日の最後の一文に、
「中原中也は毒草のやうな顔をした詩人。骨のある毒念。」
と書いてあったのが印象的でした。
「毒念:人に害を加えようとする心」と注意書きが入れてありました。
鶯が鳴いていて、春を感じました。