リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展@ Bunkamura

建国300年ヨーロッパの宝石箱
リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展
Bunkamura(渋谷)


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現在世界で唯一、家名が国名になっているリヒテンシュタイン侯国。
今年建国300年を迎え、かつて神聖ローマ皇帝に仕えたリヒテンシュタイン侯爵家が統治しています。

コレクションは家系で跡取りのみが相続できるものとされ、今日まで守られてきたそうです。

 


多くの絵画たちは、目の前に飛び出しそうなほど立体的で美しく、人物の表情も豊かなものが多いように感じました。
柔らかな布や髪の表現にもうっとりしました。

 

磁器も素晴らしく、日本や中国から流入した磁器にヨーロッパの金属装飾が施されたものもあり、国を越えたコラボレーションを見るのも楽しかったです。

 

宗教や神話にまつわる絵画は知識の無さ故に理解が難しかったものもありましたが、音声ガイドに助けられ、より楽しむことができました。

 

個人的に好きだったのは、風景画や花の静物画です。
息を吸ったら香りがしそうなほど写実的でしたが、きっと私の気付かないところで心を惹き付ける色や構図のトリックも施されているのだろうなと想像しながら見ていました。
「永遠ではないもの」の一瞬を切り取った美しさに惹かれました。

 

知識が無くても、見ているだけで心が満たされるコレクションでした。

 

(以下、撮影可能箇所で撮影したものです)

 


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■好きだった宗教画

ゴリアテの首を持つダヴィ
ジロラモ・フォラボスコ 1670年頃

http://www.asahi.com/special/liechtenstein/gallery_e/view_photo.html?1_8