陸自 中央音楽隊 定期演奏会

陸上自衛隊中央音楽隊

創隊68周年記念
第157回定期演奏会
新時代「令和」
永久(とわ)のNIPPON~フェニックス!

東京芸術劇場コンサートホール


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都合が悪くなった方がいるとのことでチケットを譲ってもらい、行って来ました🙏

 

自衛隊の音楽隊の演奏を聞くのは初めてで、演奏会自体も久しぶりでした。

 

どれもとても素晴らしかったのですが、一番印象に残っているのは最後の曲です。

 


交響曲第5番「フェニックス」
J.バーンズ

 

交響曲第5番は中央音楽隊創隊50周年記念作品として委嘱され、2001年に創隊50周年記念第50回定期演奏会にて初演された。

 

自ら炎に飛び込んでは以前よりも輝かしく蘇る不死鳥の伝説になぞらえ、第二次世界大戦により壊滅的なダメージを受け荒廃した日本が、かつてないほどの繁栄を極めるまでに立ち直った姿を重ね合わせ、『フェニックス』という副題が付けられている。

 

第1楽章「ユーロジーEulogy」
死者に対する追悼という意味の“Eulogy”という題が付けられている。太平洋戦争で苦しみ、亡くなっていった日本人を始めとする全ての兵士に捧げる葬送歌である。

 

不気味さを感じるクラリネットの跳躍音形、オフステージトランペットが奏でる戦いのファンファーレと渦を巻く木管群、そして再び冒頭の強烈な旋律…大量の焼夷弾核兵器がもたらした、人類が経験したことのない残酷な光景を描き出す。

耳にギンギン響くトランペットの音が不穏で恐ろしくて、戦いの壮絶さを想像して泣きそうになりました……(涙腺が弱い)

 

第2楽章 「スケルツォScherzo」
1楽章とはガラリと変わって非常に明るい曲調である。これは、第二次世界大戦後、奇跡的な復活を遂げた日本のひたむきな努力と大いなる活力、変わらぬ平和を求める心を描写している。

 

第3楽章「レヴェリーReverie」
バーンズ自らが、これまでの自作の中で一番陰鬱で感傷的な作品だと語るこの楽章は白日夢“Reverie”と題されている。再び見ることはないと頭では判っていても、我が故郷を恋しく想ってしまう戦場の兵士たち…彼らの抱える孤独と不安を描いた“音の詩”である。

 

第4楽章「ジュビレーションJubilation」
最終楽章は祝典の音楽である。不死鳥のごとく復活を遂げた日本と、全ての日本人の勇気と活力を讃えている。
冒頭は、祝祭のシンボルに姿を変えたオフステージトランペットを伴いながら、雄弁で活力に満ちたファンファーレが鳴り響く。続くアレグロの部分は「君が代」の音列を基にした旋律が精神的活力を帯びながら次々と発展していく。

(演奏会パンフレットより)

 

聞きに行けて良かったです🙏🙏


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